皆様こんにちは!
夏の全国高校野球が8月29日に行われ、決勝対戦校は奈良の「智辯学園」と和歌山の「智弁和歌山」になりました。
2校は場所は違えど、同じ学校法人が運営する兄弟校で、兄弟校の決勝は史上初なんだそうです。
両校が対戦することになり、関係性や違いなどが話題になり、気になるところですね。
今回は「智辯学園と智弁和歌山の関係や違いは?ユニフォームと校歌の歌詞も!」と題してお送りさせていただきます。
智辯学園と智弁和歌山の関係や違いは?
智辯学園と智弁和歌山は、同じ学校法人によって運営されています。
設立年をみると少し違っていて、智辯学園は昭和40年(1965)に設立され、奈良県五條市に構えており、野球部も一緒に創設されました。
一方、智弁和歌山は昭和53年(1978)に設立され、和歌山県和歌山市に構えており、翌年に野球部が創設されています。
学校紹介の挨拶文を比較してみます。
ともに中学校・高等学校のホームページより持ってきました。
両校とも同じ学校法人であることから、教育の原点に「愛のある教育」を定め、「真心のある明るく元気な子」に育ってほしいという親の願いに応える教育を目指しています。
書いてある文章量に差がありますが、目指している処は同じですね。
こちらが智辯学園。
本学園は、「愛のある教育」という教育の原点を求め、人間精神の根源に立ち返ることを教育理念として、「誠実・明朗」の教育目標を掲げています。そして「真心のある明るく元気な子」に育ってほしいというすべての親の願い、その「親の願いを叶える教育」が凝集するところに本学園の建学の精神があります。この建学の精神のもと、「持っている能力の最大開発」と「宗教的情操に基づく感性の涵養」の二点をとくに徹底すべき具体的目標と定めています。
時代の担い手である若人こそ「高い理想」を持たねばなりません。その実現に向かって思索し、英知を発揮できる能力を培うために、何事にも努力する生徒を育てることを第一としています。努力することにより、自己の持つ能力を最大限に発揮し、さらなる活躍のステージ、大学・社会へと進むことが可能となります。
あわせて、宗教的情操教育を、真の社会リーダーとしてのエリート育成の根幹ととらえ実践しています。混迷する現代社会を力強く生き抜くとともに、自己を取り巻く環境や周囲の人々に感謝できる素直な心をもつこと、すなわち「相互礼拝・相互扶助」の精神は、知性豊かで明るく誠実な人間の育成に不可欠なものと考えます。
本学園は、学園の教育理念に賛同する保護者、青春を勉学にかける生徒、そして献身を惜しまない教師が一体となり、真のロマンを求めて活力ある教育を創造しようとする意欲に満ちています。これからも、地域社会の熱い期待に応えつつ、日々新たな精進を重ね、更なる質の充実を目指します。
こちらが智弁和歌山。
本学園は“愛のある教育”という教育の原点を求め、個人にあっては心の原点に立ち返ることを教育理念として、“誠実・明朗”「真心のある明るい元気な子」に育ってほしいとする総ての親の願いに応える教育を目標としています。
この理念・目標が凝集したところに学園としての建学の精神があります。
私どもは、和歌山の地で教育の場を開くにあたり、建学の精神のもとに「もっている能力の最大開発」と「宗教的情操に基づく躾教育」の二点を、特に徹底すべく具体的目標と致しました。ともすると青少年を甘やかし、寛大を装うことが民主教育の最善の姿だと錯覚しがちな社会風潮に染まることなく、勉強に、思索に、運動に自己を試し、その能力を最大限伸ばし、生徒の望みうる最高の大学で研鑽することができる素地を、今の時期に養っておかなければなりません。
智辯学園と智弁和歌山のユニフォームを比較!
ちなみに見分け方を早速高校野球友達が送ってくれました#智辯学園 #智弁和歌山 #甲子園決勝 pic.twitter.com/xVkcsRtVOs
— ななこ獅子⚾️🦁 (@wasegames) August 28, 2021
今回の対戦により両校のユニフォームの違いについて、ネットでは話題になっています。
ユニフォームのデザインや色がほぼ同じなので、どっちがどっちのユニフォームなのか見分けるのがちょっと煩わしいかもしれません(笑)
一番の分かりやすい違いは、校章のマークです!
両校とも弁天宗のシンボルである桔梗の刺繍がされていますが、それぞれ県名の表記がされています。
奈良は桔梗の上に「高」の字が乗っていますが、和歌山は桔梗を横切るように線が貫かれています。
ユニフォーム胸部の「智辯」の字について、文字の大きさや太さはほぼ一緒ですが、奈良は中央に詰まった字体になっていて、和歌山は横に開く字体で少し大きく見えます。
ユニフォームの色の基は、奈良がアイボリーが濃くて、和歌山は白に近いアイボリーとなっています。
メッシュの網目の違いもあり、奈良は光沢が入っていて、帽子は奈良が角型で和歌山は丸型になっています。
智辯学園と智弁和歌山の校歌と歌詞を比較!
作詞:大森智祥 作曲:古賀政男
作詞の大森智祥さんは、辨天宗を開いた大森智辯の夫。
作曲の古賀さんは、昭和の代表作曲家。
歌詞はホームページより
作詞:藤田照清 作曲:末吉保雄
作詞の藤田さんは、智辯学園の理事を務めていました。
作曲の末吉さんは、日本の現代音楽の作曲家です。
歌詞はホームページより
- 智辯学園の校歌
- 智辯和歌山の校歌
両校の校歌を比べると、智辯学園は歌詞が2番まで、智弁和歌山は3番までとなっています。
設立に数十年の差はありますが、和歌山の方は奈良の校歌を受け継いでさらにブラッシュアップされた歌詞になっているような感じがしました。
ともに宗祖を敬うところが共通しているのは分かりますね。
音楽的なところについては、よくわかりませんが、和歌山の方がテンポが早く、若干軽やかな感じがします。
奈良の方は、裏拍があったりとタメがあったり変化があってこちらの方が好きですかね!
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