三味線の撥をもつとき持ち方で重要なのは?小指?親指?

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こんにちは、三味國です。

今回は撥を持ったときの小指の役割について書いていきたいと思います。

別の記事でも書きましたが、三味線を始めるばかりで一番の難関が撥をきちんと持つことでした。なぜかというと、小指を異様な角度に曲げて撥を持たないといけないからです。

しっかり持てないと撥先で弦を打ったときに、力が親指を通って小指に伝わりますが、そのときに小指の側面が撥の面にしっかりと当たっていないと、音が鈍ってしまいます。

このように、まず小指の意義としては撥で打ったときに力をしっかりと受け止めるためにあります。

そして、普段意識していない小指ですが、実は重要な役割があるのです。

かつて先生が三味線は武道といっていました。重心の位置が大切な武道ですが、それと三味線となんの関係があるのか分かってしませんでした。

でもだんだんと年数を重ねていくと、体の使い方が奏法に大きく影響していくことを実感しています。

三味線を弾かれる方は意識してみると良いかもしれません。

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小指は命

小指の役割はスポーツや武道でも強調されます。

ゴルフやテニスのラケットを握るときは小指から握ると力が入るのです。竹刀を握るときも左の小指が命だと教わります。

合気道でも、小指について言及されるようです。

 

ここまで重要視される小指ですが、なぜこんなに言われるのかといえば、小指は5本の指の中で唯一丹田というところに繋がっているからです。

丹田はお臍の4cmぐらい下のところに位置しています。

小指だけですよ!小指!

なんか今まで小指をないがしろにしていた分、その凄さに唖然としてしまいましたね(笑)

さあー、皆さん小指を意識して力を入れてみましょう。

小指から腕の外側を通って、背中にいき、丹田へのラインを感じられたでしょうか?

それで小指と三味線の演奏と何が関係があるのか、よく分からないかと思います。

小指はお腹の丹田というところに繋がっています。お腹の役割はなんでしょう?

呼吸!ですね!

息を吸い込めばお腹が膨れますね!そのまま呼吸のリズムが小指までにラインを通じて撥に伝わります。つまり、身体のリズムと撥の動き、そして音を一つに一体にするためにあることが分かります。

そういえば「じょんがら女節」って曲に

『撥の乱れは気の乱れ』って歌詞にあったような気がします(笑)

ということは、自身の身体の体調、呼吸のリズムが演奏に現れることも何となく頷けますね!

 

まとめ

さて、今回は三味線を弾くときに重要な小指について書いてみました。

三味線でなくても、気持ちの変化が音にでてきたりしますよね。緊張していれば心拍数も上がるので、走り気味になってしまったりします。

三味線をすることは、趣味でもありまた一つの鍛錬のようなところもあって、なにかと研究要素もあって面白いなって思います。

三味線をされている方、ぜひ小指を意識して演奏に取り入れてみてはいかがでしょうか。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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