三味線の糸の素材や種類は様々!津軽ではどれを使う?

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こんにちは、三味國です。

今回は、三味線の糸の素材や種類、いろんなあれこれについて書いていきたいと思います。

三味線はその種類、長唄、地歌、津軽などに限らず3本の糸が使われています。

そして太さや使われている材質も、ジャンルによって異なっています。三味線の糸は通常は絹糸ですが、ほかの種類の糸も使っています。いくつか種類があって、ほかにはナイロンやテトロンといった材質の糸が使われます。

三味國は地唄の経験もありますので、津軽と比べるとやはり太さが違うんですよね。

音色も全然違いますし、また糸にも質があります。三味線は弾いていけばいくほど、糸はすり減っていくので、糸の振動はまばらになっていきます。糸を張り替えたときに、ものすごく音がよくなっていることに気が付くと思います(笑)

また、上質な糸ほど音質や音色がさらに良くなっていきます。結構値段にも違いがあって、稽古用や舞台用とかで大きな違いがあります。

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三味線の糸の材質やその種類について

先ほどもお話したように、三味線の糸はジャンルや用途によって、太さや材質が異なります。三味國が初めて糸を三味線屋さんに買いに行ったときのことでした。津軽の糸をください!と一言、そしたら何番の糸と聞かれ、そして何号?とまで聞かれました。

最初はなんのことだかさっぱりでした(笑)

聴いてみると、糸に太さがあるようで、三味線の3本の糸にもそれぞれ、手前から「1の糸」「2の糸」「3の糸」と呼び名があったんですね。そして号とは太さのことでした。

 

糸はたくさんの種類があり、たとえば以下のように。

1の糸2の糸3の糸
津軽三味線30-115-213-3
地唄三味線15-115-215-3
長唄三味線15-113-213-3

三味線のジャンルごとに使われる糸は違います。

-(ハイフン)の後ろの数字は、何番の糸かを表しており、前の数字は糸の太さを表しています。そして、この、前の数字は正確に言うと重さで表現されています。

13-3だと太さが13で、3番に糸ということになり、13匁の重さという意味になります。

因みに、1匁は3.75g

 

糸は絹糸と言いましたが、蚕からとるのが基本で、質が良いものは春蚕糸が使用され舞台用として使われ、良い音を求めている方におすすめですね。

ナイロンなどの化学繊維も3番の糸に使われることが多くなってきます。3番の糸に絹糸を使うと糸を張る段階で切れてしまいます。なにせ細いうえ引っ張るところでダメにしてしまうことが多いので丈夫なナイロンが使われています。

 

三味線は音合わせが重要

三味線の糸は絹糸であるため、演奏中でも若干糸が伸びて音が下がっていることが多いです。ですから、しっかりピンと張っておくことが大切になってきます。

特に糸を張り替えたばかりのときは、まだ糸が伸び切ってないため、指でひっぱりながら糸を伸ばすことが大事です。

また糸の太さが一段階変わるだけで、かなり弾きずらくなります汗(笑)

太くなる音も太く力づよくなるのですが、指で押さえるのが大変になります。自分を厳しくして指を鍛えるためになら良いかもしれません。(笑)

 

まとめ

今回は三味線の糸の材質や種類について書いていきました。

三味線は糸はジャンルによって大きく異なってきます。変えたばかりだと、指にまだ馴染んでいないので、弾きこまないと指が糸から外れてしまいます。

本番前には少し馴染ませておくと良いかもしれません。

少しでも参考になれば幸いです。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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