皆様こんにちは!
コロナウイルスの原因がグルタチオン不足という情報がありましたね。
抗酸化作用が足りていないと活性酸素が増える一方で疾病のリスクが高くなってしまうと言われています。
筆者は日ごろより「甘酒」を飲んでいるのですが、調べてみたらしっかりと抗酸化作用があるとのことでした。グルタチオンと比較してどうなのでしょう?
今回は「抗酸化作用のある食べ物おすすめは甘酒?グルタチオンに匹敵?」と題してお送りさせていただきます。
甘酒の「デフェリフェリクリシン」に抗酸化作用が確認された?
老化の原因の一つである酸化。
月桂冠は、清酒醸造で使われる米麹に含まれるデフェリフェリクリシン(Dfcy)に、生活習慣病、慢性疾患、老化、がんなどの原因となる活性酸素種を消去する抗酸化活性があることを明らかにしました。
人体にはスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)などの活性酸素を消去する酵素やアスコルビン酸(ビタミンC)、α-トコフェノール(ビタミンE)等の抗酸化物質があり、これらの働きで体内の活性酸素は除去されます。
Dfcyは、既知の抗酸化成分であるアスコルビン酸やフェルラ酸と同様にDPPHラジカル消去活性を示し、フェルラ酸と同等のSOD様活性を有していました。
米麹を摂取することで、体内の活性酸素種を減少させ、疾病のリスクを低減させる可能性も期待されます。
月桂冠は、酒造りにかかわる基礎研究をしています。
甘酒造りに用いられる「米麹」の成分「デフェリフェリクリシン」に抗酸化作用があることが確認されました。
デフェリフェリクリシンとは?
デフェリフェリクリシン(Dfcy)は、麹菌によって作られる環状のペプチドのことをいいます。
引用:https://www.gekkeikan.co.jp/RD/health/amazake04/
Dfcyが鉄と結合した
フェリクリシン(Fcy)は
着色物質であったため
無色透明が求められる酒には不要でした。
この鉄がくっ付いたFcyには
貧血改善の効果があるとされ
鉄がくっ付いていないDfcyに抗酸化作用があることが確認されたということですね。
デフェリフェリクリシンの抗酸化活性
まず、Dfcyのスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)様活性を測定しました。
キサンチンオキシダーゼを用いた反応系では活性酸素(O2-)が発生し、それをSODが分解します。
Dfcyにラジカルを消去するSOD様活性があるか試験し、既知の抗酸化剤であるフェルラ酸やアスコルビン酸と比較しました(図2試験1)。
その結果、Dfcyはフェルラ酸と同程度のSOD様活性を有することが示されました。
次に、DPPHラジカル消去活性を試験しました。DPPHはそのラジカルにより青紫色になります。
Dfcyを用いて測定したところその着色が弱まり、Dfcyにはラジカル消去活性があることが明らかとなりました。
既知の抗酸化剤であるフェルラ酸・アスコルビン酸とDfcyとを比較したところ、同様にDPPHラジカル消去能を有することが示されました。
引用:https://www.gekkeikan.co.jp/RD/health/amazake04/
グルタチオンに匹敵する?
デフェリフェリクリシンが抗酸化作用のあるペプチドであることが分かりましたが、グルタチオンとの比較した情報については見つけることができませんでした。
おわりに
さて皆様いかがでしたでしょうか?
今回は「抗酸化作用のある食べ物おすすめは甘酒?グルタチオンに匹敵?」と題してお送りさせていただきました。
麹菌が持つ「デフェリフェリクリシン」に抗酸化作用があることが分かりました。
米麹から作られる甘酒を試してみてはいかがでしょうか?
参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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