皆様こんにちは!
イージスアショアの秋田への配備を断念したとのニュースを見ました。
ことの発端は北朝鮮からの弾道ミサイル発射にあり、2017年12月にイージスアショア2基の導入が閣議決定していたようです。
2017年から延長しているようですが、対北朝鮮への国防政策なわけですから、早急に進めていかないといけないことと思われます。
今回は「イージスアショアなぜ山口と秋田が候補地でメリットは?反対理由も!」と題してお送りさせていただきます。
イージスアショアの秋田での配備断念!
政府は、地上配備型迎撃システム「イージスアショア」を巡り、当初予定していた陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を断念する方向で検討に入った。地元の反対感情が強く、配備は困難と判断した。今後、秋田県内で配備候補地を検討する方針だ。政府が目指す2025年度の運用開始はずれ込む可能性が高い。
ということで、イージスアショアの配備が断念されました。
が、国は新たな候補地として秋田県内を中心に定めて検討する方針のようです。
地元の反対を受けながらも、断固に秋田県での配備が望ましいとしています。
秋田県内での配備することのメリットがあるのでしょうか?
イージスアショアなぜ山口と秋田が候補地でメリットは?
国は元元「地上配備型迎撃システム」である『イージスアショア』の配置を2019年5月に
- 秋田県秋田市の「陸上自衛隊新屋演習場」と
- 山口県萩市と阿武町にまたがる「陸自むつみ演習場」に
候補地を定めていました。
メリットとしては、「日本全土をカバーできる」からのようです!
日本国内の演習場の位置は?
以下は、防衛省自衛隊の駐屯地と基地の一覧地図です。
演習場の位置を確認することができます。
確かに秋田の演習場は対岸にあるので、配備位置としては申し分ないのかもしれません。
しかし、対岸とまではいかなくても日本海側の演習場は他にもあります。
地図で確認すると
- 新潟の大日原演習場
- 金沢の三小牛山演習場
- 鳥取の日光演習場
などです。
対北朝鮮弾道ミサイルへの防衛策なら日本海側に位置する他の演習場も候補になりそうですが、防衛省は秋田県内を軸に再選定を進める考えのようです。
防衛省は当初、再調査期限を3月20日までとしていたが、天候不順に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、期限を5月末に延長した。この結果を踏まえ、配備先の選定を本格化する。防衛省幹部は「日本全域をカバーするためには、秋田県内が適している」と述べ、同県内を軸に再選定を進める考えを示した。
『ハワイ州オアフ島』と『グアム島』|山口と秋田が候補の本当のワケ!
下の画像を見てください。
ハワイ州オアフ島と、グアム島の位置を示しています。
2つの島はアメリカ軍重要拠点となっているところです。
引用:https://globe.asahi.com/article/12492388
この2つの島を弾道ミサイルで中国や北朝鮮が攻撃してきたら、ミサイルは日本のどこを通過していくでしょうか?
- ハワイ州オアフ島を攻撃した場合、日本の『東北地方上空』を通過
- グアム島を攻撃した場合、日本の『中国地方上空』を通過
おや?
山口県と秋田県の上空を通っているのは偶然でしょうか?
アメリカ軍にとっても山口県と秋田県はアメリカの軍事基地とを結ぶ線上にあるのです。
このことからも山口県と秋田県への配備を頑なに進めようとしているのは
ということですね。
イージスアショアの配備が反対し続けられた理由は?
以上を鑑みれば、山口県と秋田県へのイージスアショアの設置は絶対の方針ですね。
しかし、これだけ伸びている理由はなんでしょうか?
アメリカと日本の防衛戦略のことを考えれば、2国にとってもかなり有用な政策のはずです。
当初は
どうやら防衛省の緩み、例えば、地元の説明会で防衛省の担当者が居眠りしたことなど、地元の配備反対の姿勢を取り続けられてきた理由でもあるそうです。
しかし、問題なのは弾道ミサイル防衛に関する議論のはずです。
今日まで防衛戦略というテーマが防衛省たちの緩み問題へ事が矮小化されてしまっていました。
さて問題点ですが、以下のサイトが非常に参考になりました。
簡単に箇条書きにすると
- 固定基地であること
- 新屋周辺は中学高校など住宅密集地。攻撃されれば周辺も巻き込まれてしまう。
- 強力な電磁波による健康被害
- フェイズド・アレイ・レーダーがない
などです。
おわりに
さて皆様いかがでしたでしょうか?
今回は「イージスアショアなぜ山口と秋田が候補地でメリットは?反対理由も!」と題してお送りさせていただきました。
山口県と秋田県への配備は、地政学的にも非常に戦略的なことだと思いました。
しっかりと調べてみると面白いものですね!
が、やはり問題点も沢山あるようで、アメリカの盾と言われてしまえば誰も賛成しないだろうな。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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