皆様こんにちは!
地球温暖化の予測法を開発した真鍋淑郎が、ノーベル物理学賞を受賞しました。
気象関係の受賞は1947年以来で、日本人の業績として称えられていますが、真鍋淑郎さんの国籍は日本ではなくアメリカなのです。
この記事では、以下の点について紹介し、考えていきたいと思います。
- 真鍋淑郎さんはアメリカ人なのか?
- 母国は間違いなく日本なのでしょうが、いつ国籍を変更したのか?
- また変更した理由は如何なるものだったのか?
- 真鍋淑郎さんのノーベル賞は日本
実は今回のノーベル賞受賞に直結するもので、それは真鍋淑郎さんの研究環境にありました。
日本とアメリカでは研究環境の快適さに違いがあり、日本人の性格や精神性にまで触れて、日本に帰りたくない理由も語っています。
それでは詳しくみていきましょう。
真鍋淑郎の国籍はアメリカです!
現在、アメリカの地球物理学者・プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎さん。
出身地は愛媛県ですが、1975年にアメリカの国籍を取得しています。
1931年生まれなので、44歳のときにアメリカ国籍を取得したわけですね。
経歴を見ると、1958年に東京大学大学院の気象学博士課程を修了し、アメリカ国立気象局(アメリカ海洋大気庁)に入っています。
公式ページを見ると、”USA”と記されています。
今回のノーベル賞受賞はアメリカ人としての受賞として扱われているわけです。
真鍋淑郎の国籍変更の理由は?
こちらの真鍋淑郎さんへの会見動画を見てください。
研究費のことについて言及していますが、本質的な理由は好きなことができる環境にありました。
真鍋淑郎さんがしたいことに対しては、使いたいコンピューターを提供され、充実した研究環境と惜しみなく資金が与えられていたことが伺えます。
朝日新聞記者の藤原学思さんのツイートから、より詳細な翻訳を確認することができます。
もっと掘り下げていくと、日本とアメリカの性格の違いにまで及んでいます。
より詳細に。
「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、うまく付き合うことが最も重要なことの一つです。他人に迷惑をかけるようなことはしません。日本人がイエスと言っても、それは必ずしもイエスを意味しません。ノーを意味することもあります」
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) October 5, 2021
日本人は他人の目を気にしすぎるところがあるため、質問に対してYESと日本人が応えても、必ずしもYSEではなく意思に反してNOの意味が含まれています。
どんなことに対してもそうですが、好きなことができる環境があるかどうかは、重要な点ですね。
ただ少し皮肉ですね。
自由に研究ができないこと、発言などいろんな抑制が日本にはあることを遠回しに言っているのに、日本の功績だと称えているメディアとはいったい,,,
おっしゃる通りかもですね。研究者がみな米国に行くのがわかる気がします。一方凡人の調和でしか生きていけない普通の人には日本は素晴らしいとも思います(笑)
— Katsumi (@Katsumi28410592) October 6, 2021
真鍋淑郎さんのノーベル賞は日本のもの?アメリカのもの?
真鍋淑郎さんはこの度ノーベル賞物理学賞を受賞しました。
真鍋さんの会見にもあるように、日本の精神性について言及され、ノーベル賞が日本かアメリカのどちらかと物議を醸しています。
自分の好きな研究ができたことが、受賞に繋がった要因だとは思いますが、何がなんでも好きなことをすれば良いわけではないはずです。
好きを自由という言葉に置き換えて考えてみると、自由にはある程度の正しさの規範があるべきと思います。
自分だけのためではなく、世のため人のために益のある研究だったからこそのものだということです。
そこには真鍋淑郎さんの妻の支えもあったはずです。
国籍はアメリカで、その研究環境が功を奏したとも言えそうですが、日本人の精神性も一つの大きな要因だと思います。
日本人にノーベル賞が多いのも、日本語が母国語になっていることを指摘している人がいましたね。
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