皆様こんにちは!
ニュースを見ていたら、天皇陛下の即位に合わせた恩赦が決定されたとかで、恩赦って許すとかって意味ですよね?
今度の即位礼正殿の儀に恩赦っていったい即位の他に何があるのでしょうか?
即位に合わせて毎回行われていたような感じがするんですよね。
平成のときもあったと思われますが、非常に気になるの調べてみました。
今回は「恩赦とは何かわかりやすくなぜあるのか?対象者や内容が気になる!」と題してお送りいたします。
恩赦とは何かわかりやすくなぜあるのか?
まず恩赦とは「特別な恩典として罪を赦す」ことを指し、行政や立法といった裁判所以外の判断により、刑事裁判の内容やその効力を変更させたり消滅させたりする制度のこと。
もっと短く表現すると「有罪確定者の減刑を行うこと」です。
簡単な言葉で説明すると
《悪いことをして罪を言い渡された人が、天皇の即位する目出度い日に限って、刑を免れたり軽くしてもらえること》
を言います。
日本では中国であった唐の影響を受けて大化の改新のころから天皇の専権事項として始まったそうです。
- 恩赦が行われる理由として、法務省は以下のように示しています。
恩赦にはいくつかの役割がありますが,その中で最も重要なものとして,「罪を犯した人たちの改善更生の状況などを見て,刑事政策的に裁判の内容や効力を変更する」というものがあります。
具体的に説明しますと,裁判で有罪の言渡しを受けた人たちが,その後深く自らの過ちを悔い,行状を改め,再犯のおそれがなくなったと認められる状態になった場合などには,被害者や社会の感情も十分に考慮した上で,残りの刑の執行を免除したり,有罪裁判に伴って制限された資格を回復させたりということが行われます。
このように恩赦は,有罪の言渡しを受けた人々にとって更生の励みとなるもので,再犯抑止の効果も期待でき,犯罪のない安全な社会を維持するために重要な役割を果たしているといえます。
なるほど、犯罪者の更生のためにあるということなんですね!
悪いことをしてしまった犯罪者が、反省して二度と悪さはしませんと、心を入れ替えていける人を応援しようということ。対象
また受刑者も国家の慶弔を喜び分かち合ったり冥福を祈ったりすることも目的のひとつにあるようです。
恩赦の対象者や内容が気になる!
実際、昭和天皇からの代替わりの時も微罪の人たちだけで、凶悪な保険金殺人鬼夫婦が恩赦を期待して大人しく死刑判決受け入れたらハシゴ外されて絞首刑になってる https://t.co/qmpKqxmiiP
— 北方宗一@ビールクズ寸前 (@SyuuitiKitagata) October 15, 2019
恩赦には大きく分けて2つの恩赦がある。
- 政令恩赦:政令で罪や刑の種類、基準日などを定めて一律実施
- 個別恩赦:個別に審査
また「特別基準恩赦」というものがあるが、個別恩赦のひとつで、政令恩赦から漏れた人を対象としている。
- 恩赦には以下の5つの種類があります。
(1) 大赦
有罪の言渡しが確定した者に対し、その効力を失わせ、確定していない者に対し、公訴権を消滅させるもの。大赦を受けた受刑者は釈放され、被告人は免訴判決が言い渡され、被疑者は捜査が終結する。
(2) 特赦
有罪の言渡しが確定した特定の者に対し、その効力を失わせるもの。特赦を受けた受刑者は釈放される。
(3) 減刑
死刑を無期懲役に変更するなど、刑の言渡しが確定した者に対し、その刑を軽くしたり、刑の執行を軽くするもの。執行猶予中の者には猶予期間を短縮可能。
(4) 刑の執行の免除
執行猶予中の者を除き、刑の言渡しが確定した特定の者に対し、刑の執行を将来に向かって全部免除するもの。
(5) 復権
既に刑の執行を終えた者などに対し、有罪の言渡しを受けたために喪失・停止した資格を回復させるもの。選挙違反事件で停止された公民権(選挙権や被選挙権)を回復させるなど。
政令恩赦では1,3,5が、個別恩赦では2~5が可能で、
今回の皇位継承では政令恩赦と、特別基準恩赦が実施される模様です。
対象となる人
正論だと感じた。
恩赦で刑を減免するくらいなら、恩赦と称して消費を2%で良いから引き下げて欲しい。 https://t.co/eKISXcrB26
— 奥本聡 (@satosiokumoto13) October 15, 2019
恩赦は以下に当てはまる人が対象になると考えられます。
- 有罪判決が言い渡された当時に比べ、社会情勢や法令が変った場合
- 重病の受刑者、重い精神障害の受刑者、冤罪が疑われる受刑者
1は例えば、親殺しの刑罰は死刑か無期懲役しかなかったが、最高裁で違憲となったため恩赦で救済されたりと、
ただでさえ慶弔が少ないのに法令が変更されて救済されても、それまでに受刑者本人が更生しようとしていたかは甚だ疑問ですね。
当時の判決が重すぎたとかならまだ良いと思いますが。
罪というものについて一言
ここでは罪というものについて、どのように捉えたらよいのか、筆者個人の意見を述べておこうと思います。
よく罪を問われるのは、必ず加害者だということが、当然のごとくと思われるが大半かと思います。
加害者と被害者の2者がいるわけですが、宗教的な考え方を用いると、両者とも罪に問われることになる。場合によっては被害者の方が罪に問われる可能性もあります。
つまり、加害者は加害者になる因縁(原因や罪)が、被害者は被害者になる因縁(原因や罪)があると考えます。
原因はどちらにもあるということでなんですね!
直接的な個々人同士の因縁がなくても、歴史や先祖の背景というものがあります。
背景がある故に、加害者の立場になってしまい、被害者の立場になってしまう巡り合わせがあるということなんです。このように考えられる人はほぼいないでしょうけれど、
「あなたを加害者にしてすみません」なんて言う人いませんものね。
おわりに
さて皆様いかがでしたでしょうか?
今回は「恩赦とは何かわかりやすくなぜあるのか?対象者や内容が気になる!」と題してお送りさせていただきました。
恩赦という制度について筆者は初めて知りましたが、きちんと機能しないと思ってしまいますね。
法律とかって、人間の都合でできている側面が大いにあるから、ホントに更生することなんてほとんどないんじゃないかな?
単純に法律では人の内面的なものまでコントロールすることはできないですよ。
絶対に被害者や遺族は納得しないですよね。
それに天皇陛下の即位という国家的な慶弔がないと行われないし、そもそも次いつくるかも分からないですよね。
根本的な見直しが必要かなと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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