三味線の撥はいつから使うようになった?その素材は何でできてる?

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こんにちは、三味國です。

今回は三味線の撥について、書いていきたいと思います。

実は、三味線を始めるにあたって最初の難関が、この撥をしっかり構えるというところになると思います。なぜかというと、単に手で握るのではなく、とても異様な持ち方をしているからです。ですが、その持ち方がしっかりと音を出すために必要な力を無駄なく伝えることができるんです。

右手に構えるわけですが、5本の指の中でどこの指が重要かといえば、ズバリ小指です。ちょっと指の話になりますが、左手は糸を押さえたり弾いたりします。

一番よく使うのがランキングにすると、

1位:人差し指

2位:薬指

3位:中指

(人差し指と薬指は同頻度かもしれません。)

親指と小指は全く使いませんが、右手ではこの使わない親指と小指が撥を持つときの要になります。それで撥を持つときは、小指の付け根を広げてやり、撥の側面に面で当たるようにしないといけません。

やってみるとわかりますが、その持ち方に慣れるまでが大変です。無理やり広げないといけないので最初は痛いですし、その持ち方を長時間続けていると腱鞘炎になってしまった例があるほどです。三味國も初めて撥をもったとき、手が数日間しびれてましたからね汗

でも、慣れてしまえば問題ありません。

 

撥の材質や種類

三味線は外国から沖縄に入り三線になったと、ほかの記事でも書きました。

でも沖縄三味線は撥を使わないんですね!指で弾きます。

それではいつから撥を使うようになったのかというと、諸説ありますが、琵琶法師が使っていたと言われ撥を使っていたからと言われています。

この撥ですが、鼈甲はタイマイ、亀の甲羅で造られています。

1992年にワシントン条約で絶滅危惧種に指定され、1994年以降では日本では輸入されていないようです。現在販売されている撥は輸入が禁止される前にストックされていた亀の甲羅を少しずつ使用しています。値段もだんだん高騰していきますね。

撥の土台はプラスチックだったり、紅木や水牛、象牙で造られたものと様々です。

三味國の撥は鼈甲のような鼈甲調の撥で土台はプラです。

一番安価なものです(笑)高いものだと何十万とするみたいです。

鼈甲は虫食いにあうので、保管するときは防虫剤をいれているみたいです。

高いものと安いものでは何が違うのでしょうか?

一つは甲羅の模様とか透明度で変わってくるみたいで、音だしには関係ないところなんですね。そもそも鼈甲がよいのはしなりがあるため、しっかり奥まで打ち込むことができます。プラスチックで本気で弾くとすぐに欠けちゃいます(笑)

三味線の棹も木目があると値段が下がります。

模様って結構大事なんですね!

プロの方の木目を見ると、綾模様のようなものが見えます。

 

まとめ

今回は三味線の撥について、書いていきましたがいかがでしたでしょうか。

こうして楽器の素材を見ていくと意外なものが使わていて、いろんな諸事情も見えてきます。

太鼓に皮は牛って聞きますけど、こうして食用以外にも動物たちの命をいただいて弾かせてもらっているんだなって思うと、自然の恵みには感謝しないと撥が当たりそうですね(笑)

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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