皆様こんにちは!
愛知豊橋市で狂犬病が発症したとのニュースが流れていました。
コロナバラマキ男やいろいろ出てきますね愛知県は(笑)
世間もコロナウイルスでかなり敏感に反応していますね。
今回は「狂犬病の致死率はどれぐらい?うつるときの感染経路や原因と症状も!」と題してお送りさせていただきます。
愛知県豊橋市で狂犬病が?
愛知県豊橋市は22日、フィリピンから今年2月に来日し、市内の医療機関に入院している患者(静岡市在住)の狂犬病への感染が判明したと発表した。昨年9月頃にフィリピンで犬に左足首をかまれ、感染したとみられる。厚生労働省によると、国内で狂犬病の発症が確認されたのは14年ぶり。
引用:讀賣新聞オンライン
海外からもってきた狂犬病が日本国内で発症したのは、14年ぶりだそうですね。
この患者は5月11日に足首に痛みを感じ
食欲不振や腹痛、嘔吐などの症状が発症したといいます
18日に市内の病院で受診して
狂犬病の疑いがあるとされ集中治療室に入院
国立感染症研究所でPCR検査を行ったところ
陽性反応がでたといいます
フィリピンで流行している狂犬病に似ているそうです
狂犬病の致死率はどれぐらい?
狂犬病は『最も致死率が高い病気』として、後天性免疫不全症候群(エイズ)と共に、ギネス世界記録に記録されている。
引用:ウィキペディア
以上のようにウィキペディアには記されていました。
他にもHIVがありますが、HIVは治療薬が開発されているので早期なら死に至ることはありません。
しかし、狂犬病は発病したら最後、「致死率」が『100%』と言われています。
世界150か国以上で毎年約5万人が感染し、ほぼ全員が死亡しています。
狂犬病がうつるときの感染経路や原因と症状も!
狂犬病の感染経路は?
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有している動物に噛まれることで感染します。
また舐められたり、くしゃみなどの飛沫によって、目や唇などの粘膜に直接触れることでも感染します。
つまり
狂犬病ウイルスを持っている
動物を媒体に、体内に侵入したら
感染ということですね
また人から人への感染は基本はないが、結局、感染した人が他の人を噛むことで感染することはあり得るそうです。
過去にエジプトで
角膜移植による人への
感染がありました
爬虫類や鳥類には感染しない?
狂犬病はすべての哺乳類に感染しますが、鳥類やはちゅううには感染しないのです。
これは哺乳類が保温動物であるため、体温が温かくウイルスの生存に適しているからと考えられています。
狂犬病の原因や症状は?
狂犬病には、4つの経過があります。
- 潜伏期
- 前駆期
- 急性神経症伏期
- 昏睡期
潜伏期
前駆期
急性神経症伏期
恐水症(水を怖がり飲めなくなる)
恐風症(風に当たると痙攣をしたりする)
興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状
このときは強い不安感や精神的動揺が見られ、喉の筋肉の痙攣が起きます。
これにより飲み水が不可能になり、飲み水を怖がるように避けてしまい、これを恐水症といいます。
ウイルスが体内に侵入すると
末梢神経を通って中枢神経組織まで達し
ここで大量に増え各神経組織を伝わり
唾液腺でさらに増殖します。
唾液など、飲み水を飲み込めなくなるわけですね。
昏睡期
さらに進行していくと
麻痺や運動障害、全身麻痺
意識障害に陥ってしまいます
血圧低下、不整脈、呼吸不全で死亡
狂犬病から助かった人はいるの?事例は?
致死率100%と言われている狂犬病ですが、生還したとのニュースも過去にありました。
3人の兄妹が狂犬病に感染し2人は死亡。1人がミルウォーキー・プロトコルで生還した。
この手法は未確立ではあるが10人に一人の割合で生存している。ただし治療費は9千万円だと・・狂犬病の少年が生還 ブラジル | 2018/1/11(木) – Yahoo!ニュース https://t.co/8gJfd4bigw @YahooNewsTopics— キサオオノミコト (@ohsa0323) January 12, 2018
14歳のブラジルの少年です。
14歳のブラジルの少年が狂犬病から生還したとのニュースが報道されました(2018/ 1/11,時事通信)。
この治療に使用されたのがミルウォーキー・プロトコル(MP)というものでした。そこで今回はMPについて解説したいと思います。MPはヒトの狂犬病治療における実験的な処置方法で、これまで50名以上に実施され6名が回復したと報告されています。2004年9月にアメリカの高校生Jがコウモリに咬まれて狂犬病を発症しました。そこで治療にあたったウイスコンシン小児病院のウイロビー医師は、狂犬病患者の脳はウイルスが分離されるものの正常であること、さらにICUで数週間生き延びた患者からウイルスが分離されないことを基に、患者を薬で昏睡状態に誘導し、ウイルスを殺すために抗ウイルス剤(リバビリンとアマンタジン)を投与しました。その後、患者の免疫系が活性化し、抗ウイルス剤と免疫系でウイルスを駆逐しました。約1ヶ月後にウイルスは検出されず脳障害も低度で、リハビリテーションを受け2005年1月に退院するに至りました。この時に要した治療費は約80万ドルと言われています。このように致死性の高い狂犬病から生還した理由は明確ではないのですが、感染したウイルスの病原性が弱かったのではないかとか、咬傷部位が脳から離れた部位であったためとか、Jの免疫系が並はずれて強かったなどの可能性が考えられています。いずれにしても生還したことは事実ですし、今回のブラジルでの事例でもMPの有効性が確認されたものと思われます。因みにJは将来、獣医師になるために勉強中とのことです。
莫大な治療費が使われていたようですが、狂犬病から生還した事例もありますので、正確に狂犬病の致死率は100%ではないですね。
以下、参考にしたサイト
おわりに
さて皆様いかがでしたでしょうか?
今回は「狂犬病の致死率はどれぐらい?うつるときの感染経路や原因と症状も!」と題してお送りさせていただきました。
狂犬病って、ひと昔、世間で話題になっていたのを幼少期に覚えていますが、これほどまでに致死率が高いものとは思っても見ませんでした。
コロナでかなり神経質になっているときに、なんとも迷惑なニュースでしょうか。
これで犬にまで警戒が向いてしまいそうです。
まだまだ今年は感染症の話題は尽きなさそうですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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